FX会社を選ぶ際に、非常に大切なポイントがあるのをご存知ですか？
それは注文方式です。DD方式とNDD方式の特徴を知っておくと、不利なトレードを減らし、効率的に利殖することができますよ。
日本にはたくさんのFXトレーダーがいますが、取引方式をしっかり理解して会社を選んでいる人は意外と少ないです。
「トレードできればどこでも同じ」そう思っていませんか？
実はトレードに後々差が出てきますので、是非覚えて欲しいです。
・FXトレーダーの注文の行方
・DD（OTC）方式の仕組み
・NDD方式の仕組み
トレーダーの注文はどこへいく？
あなたがFXのトレードをする時、相場の中には「投資家」、「FX会社」、「銀行間取引（インターバンク）」という３者の存在があります。
FXトレーダーはFX会社に口座を開き、トレードする時はそのFX会社に対して注文を出しますよね。
大事なのはその後の流れです。FX会社があなたの注文をどう処理するのか。これがいわゆる「取引方法」の違いになります。取引方法は主に２種類に分けられます。
FXの取引方式は２種類
FX会社の取引方式は２種類あります。
・DD方式
・NDD方式
DD（OTC）方式
DD方式（Dealing Desk・「相対取引」と呼ばれることもあります）は、投資家と約定した注文を、FX会社が「銀行間取引（インターバンク）に流す」か、「インターバンクに流さずにFX会社自身のポジションとする（呑む）」のかを決めることです。
もし、FX会社があなたの注文をインターバンクに流さず、FX会社自信のポジションにした場合はどうなるのか？
あなたとFX会社の勝負になります。
つまり、あなたが勝った場合、利益はそのままFX会社の損失になるというシステムです。
反対に、あなたが負けた場合、その損失はFX会社の利益となります。
これがどういうことかと言うと、「FX会社が存続するためには、トレーダーに負けてもらう必要がある」ということです。
では、トレーダーに負けてもらう為にFX会社はどうするでしょうか？
実は、トレーダーに不利になるようにチャートを操作するんです。
あなたはトレードをしていて、理由がよく分からないストップ狩りや約定拒否、スリッページに困ったことはありませんか？
それは業者による操作の可能性があります。
FX会社は一旦注文を決済し、トレーダーが勝ちそうだったら注文をインターバンクに飛ばします。反対にトレーダーが負けそうだったら、注文は通さずにそのままFX会社が呑みます。これはFX会社にいるディーラーが判断します。
自分の注文が最終的にどこに流れたのかは、トレーダーには分かりません。チャートを操作されていると思うと、とても怖いですよね。
NDD方式
NDD方式…トレーダーの注文はそのまま、インターバンク市場へ流される
（FX会社の役割は仲介）
NDD方式のFX会社は、あなたの注文をそのままインターバンク市場に流してくれます。トレーダーが勝とうが負けようが、会社の損益には関係ありません。
NDD方式の業者は、「注文をインターバンクに飛ばす手数料」が会社の利益となります。つまり、たくさんトレードしてもらえば儲かるという仕組みです。DD方式のようにトレーダーに勝たれると損失を被るということがないので、悪質なチャート操作や約定拒否をする必要がないわけです。
よってNDD方式のFX会社はトレードの透明性が高く、クリーンなトレード環境と言えるでしょう。
【結論】NDD方式のFX会社を使うべし
海外のNDD方式の会社が良い理由
これからFXを始める方にはNDD方式のFX会社をおすすめします。
一般的に日本国内のFX会社はDD方式がほとんどです。国内業者にもNDD方式のところはありますが、国内業者はレバレッジがかけられないなどのデメリットもあるので（別記事：FX会社はどこを選べばいい？【国内業者と海外業者の違い】参照）、基本的には海外業者で且つNDD方式の会社が良いと思います。
海外FX会社はNDD方式が多い傾向にありますが、まれにDD方式の会社もあるので注意が必要です。
国内FX会社の特徴の一つに手数料の安さがありますが、長期的な目で見るとスプレッドの安さというのは大した問題ではありません。
自分がエントリーしたい場所で注文が刺さらない、決済したいのに約定拒否されたりする方が結果的に資産を減らしてしまうことになります。
トレードは続けることで勝てるようになっていきます。
トレードを続けていくためには、取引の透明性・公平性はとても重要だと思います。自分にとってメリットのあるFX会社を選ぶようにしましょう！
NFTやメタバースの魅力を分かりやすく発信します！3児の子育て中のママです。趣味：スーパー銭湯